2011年6月8日水曜日

ジューンベリーの実


中庭のジューンベリー(別名:アメリカザイフリボク)に実った果実を収穫しました。
秋から春にかけては日当りの良くない場所ですが、一生懸命に背丈をのばして少しでもお日様に近づける様に成長してくれています。
そんな太陽の恵みをもらった場所にだけ実を付けます。
完熟状態です。
早速そのまま洗って食べてみます。
うん・・・おいしい・・・
酸味も抜けてほのかな甘さと凝縮されたベリー特有の果実香が口一杯に広がります。
小さい頃野山で見つけて食べていた、「野いちご」や「ぐみ」といった野性的な味がします。
実の収穫を目的として植樹した訳ではないから、特別な管理は一切してないけど、こうやって毎年愛らしい果実を実らせてくれています。
家を新築する時に、夏以外は殆ど日当りの悪いこのつぼ庭に何を植えようかとさんざん考えました。
ウェブはもちろん散歩の途中に出会った気になる木を写真に収めて図書館で調べたり・・・
季節感のある落葉樹ということだけは決めていたのですが、なかなかその1本が決まりませんでした。
それならばと、『専門家の意見を聞いてみよう!』と思い立って植物園に行って職員の方に相談する事にしました。
おりしも思い立ったその日は台風の影響で、閉園ではないけどお客は誰もいないという植物園に出かけてお尋ねしました。
みなさん暇なのか(失礼)色々お知恵を出して下さって迷いに迷ったあげく、一人の女性職員の方が言った「もし私が家を建てて1本選べと言われたら『ジューンベリー』にするわぁ〜。だって春には花が咲いて初夏には実をつけて、秋には紅葉するし樹皮や葉も綺麗よ〜」
その一言で決まったのでした。
幸い少々日当り悪くても強そうだし、実をつけるってことはその実をついばみに小鳥もやって来るだろうし・・・
つまり1本の木で1年を通して何度も楽しめる!・・・ってこの欲張りな私にとってもお似合いの木なのでした。
ということで生で食べきれなかった残りはジャムを作りましょう〜
そして我家の守り神『ヤモリ』達も活動開始です。
それにしても寒い冬の間どこに隠れていたのでしょう?
今年も家族いっぱい増やしてね!

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