2012年6月22日金曜日

今月のライヴは


5月に引き続きヴォーカルとギターのJAZZ LIVEです。

月日; 6月27日(水)
場所; 料理とワインの店 米嵜
start21:00〜 /  charge1000
古賀 敦子vo 波多江 崇行gt


先月は圧倒的に女性のお客様が多かったですね。
スタンダードなジャズをてんこもりでしっかり聞かせてくれます。

ライヴの前にしっかり腹ごしらえして大人の夜を楽しんで下さい。

良い席はご予約承ります。

2012年6月8日金曜日

「安全な食べもの」ってなんだろう?

「食」や「放射線」、「健康」や「リスク」について関心のある方へお勧めの一冊。

「安全なたべもの」ってなんだろう?
   放射線と食品のリスクを考える
畝山智香子著
日本評論社

仕事柄「食」または「食品」についての関心は高く、それらに関する書籍はたくさん読んできたつもりだけど、福島原発事故による放射線被害での「食品」に関する風評被害をともなう様々な報道や人々の関心や認識の食い違いみたいなものに、ずーっともやもやっとしたものが心の中にあって、それを解決する為には『感情』や『イメージ』などといった曖昧なものではない「臨床試験」や「化学的データ」を基とした『リスク分析』をしなければならないのではないかと思った訳です。

そもそも一部の報道機関やネット上に溢れている「放射線の恐怖」を必要以上に煽る様な報道には白けていたのですが、じゃあ『私達が日常食べている食品』ってどうなのよ・・!?
ってことを、公式な国内基準のみだけではなく国際基準のデータとも比較しながら『自分なりのリスクのとりかた』を示唆してくれます。

著者の畝山智香子さんのプロフィールを見ると、現在「国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長」でいらっしゃいます。東北大学大学院を卒業して専門は薬理学、生化学。薬学博士。第一種放射線取扱主任者。
プロ中のプロですね。

内容はというと、専門的な難しいお話を(専門知識のない)一般市民が理解しやすい様に非常に噛み砕いた文章で書かれています。
もちろんすべて化学的データに裏付けされた内容は説得力があります。
私が『目から鱗』だったのは、
「食品そのものには安全基準は存在しない。〜実は、食品に関連して最もリスクが大きいのは食品そのものなのです。」(P31)
はぁ・・・
みなさん・・・どう思われますか!?
誤解しないで頂きたいのですが、著者は決していたずらに恐怖心を煽る為に本を書かれたのではなく、『生きていく上でリスクはつきものだから、そのリスクのとりかたを自分の頭で考えましょう。その為には判断出来る正確な情報と環境が必要だ』と言う事を言われています。

興味のある方、是非読んでみられては如何でしょうか。