2014年6月11日水曜日

6月のJAZZ LIVE

「料理とワイン 米嵜」今月のライヴのお知らせです。

日時:  6月21日(土)
     19:30〜 (2ステージ)
チャージ:¥1,500
メンバー:古賀敦子 vo
     波多江崇行 gt
     ムーミン田中 as
システム:お一人様1フード+1ドリンクのオーダーをお願いします。

店内が狭いためちょっと窮屈ですが、それはそれでライヴですからアーティストとの一体感が強まって熱気があります。
おすすめは、開始時間前に余裕を持ってお越し頂き、お腹を満たして、ゆっくりとアルコールを頂きながらのご参加です。

このジメッとした梅雨の季節の週末、気分転換にスカッとしてみませんか?!

テーブル席のご予約はお早めにお電話下さい。

2014年6月4日水曜日

精肉及び肉加工品の値上げのお知らせです。



当店では開店当初より大分県中津市の「下郷農協」よりお肉を仕入れています。
下郷農協の組合員の方により肥育された黒毛和牛、六泊黒豚、冠地鶏のみを取り扱っています。
なぜなら・・エサとなる配合飼料や肥育方法に絶大なる信頼をおいているからです。
もちろん現地に行って飼育されている方に直接お話も伺い、その清潔でストレスなく育てられている環境もじっくり見学させてもらいました。

では、今回は黒毛和牛肉について、生産者の田尻嘉郎さんが書かれたテキストより抜粋します。

「食品の栄養成分として第三の機能性成分が注目を集めている。牛肉に例えると蛋白質は体骨格をつくる(一時的栄養)、アミノ酸は人の体内で合成出来ないものを供給してくれる(二次的栄養)。三次的栄養というのは、いろいろなアミノ酸がそれぞれ体のどの部分に作用し人の体を調整しているか、という事だろうか。
『年をとったらあまり肉は食べなくても良い』などと言う人がいます。これは一次的な栄養素だけを考えている為で、発育盛りの若い人だけが肉をたくさん食べれば良いというもの。そうではなく、若い人からお年寄りまで人間が外部からのストレス・病原菌などから体を守る免疫力を維持する為にはこのアミノ酸が絶対に不可欠で、良質の蛋白質を取る必要があるのです。毎日少量で十分と言います。
さて、ここで良質の蛋白質というのはどんな牛肉なのでしょうか。『霜降り』という脂肪がたっぷり入った高級肉でしょうか。つけダレで食べる柔らかいだけの肉なのでしょうか。
カレーやシチュー等、煮込み料理に下郷の牛肉を使われた方はやはり『他の肉とは違う』と感じられると思います。『肉じゃが』『すき焼き』にしても然り。この違いはなんなのでしょうか。
牛肉に含まれるアミノ酸の一種にカルニチンがあります。これは豚、鶏に比べ草食動物に多く含まれるもので体内脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出すものです。ダイエット効果がとりだたされていますが、生活習慣病の原因となる体脂肪の抑制効果もあるとされています。
このカルニチンですが、牛の年齢がすすむにつれてその含有量が増える事が報告されています。10歳をピークに増え続け15歳くらいから減っていくということです。
10歳の牛というのは子牛を産む為に肥満させずに粗飼料主体に飼育された経産牛です。
一般の大半の牛肉は若齢肥育といって乳用種で18〜24ヶ月、黒毛和牛で24〜32ヶ月齢で肉になります。大きな体の仔牛なのです。
経産和牛のカルニチンの含量は一般牛肉の2倍といわれています。牛は草(粗飼料)を食べる事により、加齢していって草食動物本来の成牛になるということです。
一般に消費される牛肉は(国産牛、輸入牛)まだ草食動物になっていないということですね。
カルニチンの他にも、共役リノール酸や黄色がかった脂肪に含まれるβカロチンも経産和牛には多量に含まれます。これらは抗酸化作用物質として免疫力を高めガンの予防、老化防止、肥満防止、疲労回復の効果があるという研究発表があります。
テレビ番組では、焼肉やステーキを口にして『甘くておいしい』『とろける様に柔らかくておいし』と表現して美味しそうに食べていますね。しかし、草食動物の成牛である下郷農協の黒毛和牛肉(経産和牛)、コクと歯ごたえのある牛肉こそ、子供達や高齢者に必要なのだと思います。」

と、ちょっと長い文章になりましたが、このように時間と手間をかけてしっかりと真面目に仕事に取り組んでおられます。
飼料はもちろん遺伝子組み換えのないものを使っています。

で、昨今の燃料代の高騰や飼料代の値上がりなどで、生産者の方々もやむなく価格の値上げをされる事になりました。

という事で、6月1日より黒毛和牛肉及び六泊黒豚(豚肉のお話はまた後日したいと思います)のお値段が少し上がっています。
またこれに伴い、ソーセージなどの肉加工品も若干値上げとなりました。

4月から消費税も上がり何かとやりくりが大変な時期ではありますが、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。